中国語をマスターする上で避けて通れない「発音」
既に勉強始めている人は、少なからず「難しい」と感じていると思います。
ここでは、発音を楽しくマスターするコツを紹介しています。
中国語の発音が難しい理由
中国語の発音が難しいと感じる理由はいくつかあります。
中国語の発音を表すピンインは、アルファベットで表記されています。
私たちが想像するアルファベットの発音と、ピンインのアルファベットの発音が違うため、
アルファベットの発音に引っ張られてしまうことがあるんですね。
例えば「e」
アルファベットだと「え」と読みますが、
ピンインの場合、どちらかというと「お」に近い発音になります。
ピンインのアルファベットと実際の発音の差
慣れるまではどうしても無意識にアルファベット読みしてしまい、間違った発音になることがあります。
日本人になじみのない発音
先ほどのeのように、中国語には日本語では発音しない音があります。
ひらがなで表せないので、どうやって発音するのか分からず、難しく感じてしまうんですね。
4声を意識する必要がある
中国語には4声という、音の上げ下げがあります。
同じ「ma」という発音でも、声調によって意味が全然違うのです。
慣れない発音の他に、4声も意識しながら発音するのは、最初は難しい!と思ってしまうでしょう。
でも、日本語にも同じ読み方で抑揚の差で意味が違うものってありますよね。
例えば「雨」と「飴」
自分で発音してみると分かるのですが、音の上げ差がが違います。
普段の生活で聴く機会が少ない
英語であれば、テレビやラジオで普段耳に入ってくることがあります。
電車のアナウンスでもよくありますね。
しかし中国語は生活の中であまり聞く機会がありませんでした。
最近は電車のアナウンスでも中国語が流れることもありますが・・
聴きなれていない音=難しい と感じやすいのです。
中国語の発音を上達させるコツ
大げさに発音する
発音の練習をするときは、口の形や声量など、いつもより大げさにやってみましょう。
特に日本人になじみのない発音は、体で覚えていくしかありません。
正しい口の形、正しい発声を習得するために、最初は大げさすぎる感じでちょうどいいのです。
中国語で独り言を言ってみる
これはとてもおススメです。
例えば朝起きた時に今日の天気は・・と呟いてみる。寝る前に今日あったことを呟いてみる。。
日常の中で中国語を発音する機会を作ると、文法や単語力と合わせて一気に力が付きます。
テキストに書いてある誰かの書いた文章ではなく、自分が話したいことを声に出すのですから。
自分の声を録音してみる
すごく恥ずかしいかもしれませんが、発音をマスターするためには絶対にやった方がいい方法です。
自分が聞いている自分の声と、録音した自分の声って違いますよね。
発音も同じで、こうやって声を出しているつもりでも、実際は違うように聞こえている、ということがあります。
中国語の先生や友達など、指摘してくれる人がそばにいる場合はいいのですが、
自分で練習する場合は自分で確認&修正が必要です。
実際の中国語を聞いて、それを真似て発音したものを録音すると、違いがすぐに分かっておススメです。
中国語を普段から耳慣れさせる
私たちは普段聞きなれない言語には苦手意識を持ちがちです。
普段から中国語を聞く環境を作りましょう。
Youtubeでは、無料で中国語の番組や歌を聴くことができます。
全部理解しようと思わず、BGMとして流しておけば自然と中国語の音に慣れていくでしょう。
聴けば話せるようになるわけではありませんが、「あ、これ聞いたことある単語!」というような体験は、語学をマスターするモチベーションとしてとっても大事です。
発音のテキストに書いていることをちゃんとやる
結局基本が大事、ということなのですが、テキストに書いてあることを再度見直してみましょう。
発音は慣れていくと、だんだん崩れていってしまうものです。
上達すればするほど、「自分の話し方」の癖がついてしまい、間違った発音に傾いてしまうからです。
テキストには口の形、発声の仕方、など丁寧に書いてあるはずです。
中にはイラストで口の形を表示しているものもあるでしょう。
それほど中国語学習には発音が大切だからです。
慣れてきても時々は最初に使っていた発音のテキストを見直し、確認することが大切です。
中国語の発音で知っておきたいこと
中国語にも方言がたくさんある
中国は広く、それぞれの地域で方言があります。
イントネーションや発音の仕方も結構違いますし、単語自体が異なる場合もあります。
テキストに出てくる標準の発音が通じない場合があるでしょう。
でも標準の発音がちゃんとできれば、相手は分かってくれるはずです。
日本語にも方言はいっぱいあります。
日本人でもさっぱりわからない方言ってありますよね。
あまり気にせず、まずは標準の発音がきちんとできるように頑張りましょう。
発音の正確さを気にしすぎない
私もよくやってしまうのですが、会話の中で「あれこの発音合ってる?」と思うと、何回も言い直してしまいます。
正しい発音を覚えるには大切なことですが、会話が進みませんよね。
会話の流れの中で覚えていけることもあります。
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